今回は、chatGPTに聞きながら保有株の売却を行っていきます。
優待株と高配当株投資家でしたが、新NISAに伴いインデックス投資家になることに決め、少しづつ資産を移行していっています。
病気で休んでいることもあり、残業代で稼いでいた私の給料は雀の涙。
今月からはほとんど収入が入らず、新NISAを埋めるどころか生活費すら怪しい始末。
今回は、保有株を売却して現金化していきたいと思います。
例のごとく、チャッピーことchatGPTに力を借りたいと思います。

長期保有している株ばかりで売りたい株が減ってきました…
- chatGPTへの質問の仕方
- chatGPTとの付き合い方
結論
- AIへ相談するときは条件を明確に、箇条書きにする。
- 足りない情報は集めてくるように指示すればまとめてくれる。
- 人と話す感覚でラリーをしていけば回答の制度が上がってくる。
- 最後に決めるのは自分。一人の相談相手くらいの感覚で付き合うのがよさそう。
参考までに質問テンプレを置いておきますので、どうしても保有株の整理に困ったときはchatGPTに聞いてみてはいかがでしょうか?
保有株の売却がしたいです。現在の保有株は添付のExcelを確認してください。
以下の条件を考慮して、3パターンほど案を作成し、Excelデータにしてほしいです。
現金化したい額:〇〇万円
方向性:損切or利確or相殺
優先度:セクターバランスを考慮して売却
業績の悪い銘柄を売却
3年前のPERと比較して割高な銘柄を売却
配当利回り〇%以下の銘柄を売却
除外したい銘柄:銘柄名or属性(優待株など)or指標(配当利回り〇%など)
備考:業績と利回りは調べてきてほしい など
生活費も無ければ新NISAを埋める現金も無い!
今が社会人になってから一番のピンチかもしれない。
適応障害になってしまい残業代が入らなくなった今、薄給の私では生活費を賄うのすらギリギリ。
そんな状況ですが、私の投資方針はフルインベストメント。
お金があれば基本的にはすべて投資に回しています。

少し前にフルインベストメントやめてなかったっけ?

あの時に作った現金はイベント事に使ってしまいました…図らずとも、フルインベストメントに逆戻りしています。
まずは、当面の生活費を確保したいところですが、新NISAの枠も使い切りたいので積立を停止するわけにはいきません。
今回は
生活費20万+新NISA30万を2カ月分で
100万円分の株を売却して現金化していきたいと思います。

生活費は多めに見積もっていますので、これで大丈夫なはず…!
そもそものお話ですが、フルインベストメントするにしても生活防衛資金はしっかり確保しておきましょう!
売却方針をchatGPTに伝え、案を出してもらう
売却してもいいかなと思う銘柄は既に売ってしまっています。
個人的な感情では、ほとんどの株を残しておきたいというのが正直な話です。
どの銘柄も長く保有していて含み益も乗っていて、配当利回りも上がってきているので愛着がわいてしまっています。
そこで、公平にジャッジしてくれるであるchatGPTの意見を聞いてみて判断材料の一つにしたいと思います。
まずは、テンプレに自身の思っている売却条件を反映させて、chatGPTに投げてみました。
なお、同時に保有株リストCSVデータも添付しています。
このデータは楽天証券の保有商品を国内株に絞ってダウンロードしています。
銘柄名と保有数、取得単価くらいしか乗っていないシンプルなデータです。

保有株の売却がしたいです。現在の保有株は添付のExcelを確認してください。
以下の条件を考慮して3パターンほど案を作成し、Excelデータにしてほしいです。
現金化したい額:100万円
方向性:利確中心
優先度:業績の悪い銘柄を売却
セクターのバランスを重視
除外したい銘柄:取得利回り4.5%以上
備考:セクターと業績、利回りは調べてきてほしい
単元(100株)での売買
帰ってきた返答は、Excelデータ+説明文でした。


この説明とは別に、セクター構成比の表も作ってくれています。添付したCSVデータにセクターの記載はありませんので、chatGPTが調べてきてくれています。
一方、業績の悪い銘柄という曖昧な表現をしてしまったためか、ざっくりとした返答になってしまいました。
『業績の悪い』という言葉の定義をしっかりする必要がありそうです。
そして、希望通りに取得利回りも計算してくれています。

ここから更に、追加で以下のようにお願いをしました。
Excelデータに、取得利回りとセクターを入れた保有株リストを追加してほしい
というだけで、こんなデータも作成してくれました。


取得利回り4.5%以上のアグレ都市デザインが売却プランに入っていたり完ぺきではありませんが、いろいろな情報を集めてきてくれるので助かりますね。
今回の売却銘柄
回答を貰いましたが、いろいろと悩んだ末に案をそのまま採用はしませんでした。
というのも、プランAが一番良いと思っているのですが、提示してくれたアグレ都市デザインとJMHDはどちらも優待株。できれば手放したくないのでアドバイスを元に今一度、自身でも考えてみます。
前回の持ち株整理の際には、保有割合の大きかった金融セクターを整理しました。
そのおかげもあり、金融セクターは2番目で保有割合は13%まで減少していました。一方、情報・通信セクターが保有割合33%とぶっちぎりの1位になってしまっています。
- NTT
- KDDI
- 沖縄セルラー
- 楽天グループ
- マークラインズ
- TOKAIホールディングス
マークラインズを除き、携帯キャリア事業を行っている会社に集中しています。
ここはchatGTPの言うように優先的な売却候補になってくるのかな。と思わざるを得ません。
特に、沖縄セルラーはKDDIのグループ会社です。計算してみると個別株ポートフォリオの20%近くを両企業で占めてしまっていました。

事業内容も丸被りだし、完全に集中投資だな…
1銘柄目:沖縄セルラー
どちらを手放すか、とりあえずchatGPTに聞いてみました。

直近の業績と今現在の代表的なバリュエーション指標をまとめてきてくれました。
答えも明確に『沖縄セルラー売り』と分かりやすく答えてくれました。
正直、私のような株素人が行きつく答えと同じではあるものの、それを調べてきて比較、説明してくれるのはなかなかに優秀だと思います。
問題はここから先です。
提案を受けているJMHDそして、アグレ都市デザインはセクター的にはどちらも少数派であまり気乗りはしません。
ほかの銘柄も自分なりに厳選して、長期で保有することを前提に購入した銘柄たち。どれも手放すには惜しいものばかりです。
2銘柄目:マークラインズ(損切)
まず、2銘柄目はマークラインズ(損切)に決めました。
私のポートフォリオで含み損を抱えているのはマークラインズと日本製紙。
売ってスッキリしたい気持ちはあるものの、マークラインズは成長、日本製紙は復活のビジョンを夢見てしまっています。
とはいえ今期もそれなりに利確と配当金があり、現在時点で40万近い実現益が出ています。
マークラインズは売買を繰り返している銘柄で、現在も2単元保有しています。
しかし評価損-30%という本来であれば損切しているべき含み損を抱えてしまっています。
とても惜しいのですが損切りということで、迷った時の半売りを実行したいと思います。

自分自身に『損だし』と言い聞かせています。
『損だし』とは
含み損を確定させることで、ほかに出ている実現益に掛かる税金を減らすことができる節税方法です。本来は売却後にすぐに買い戻すことを言います。
マークラインズはジーテクトと同じく自動車業界に属していながら、プラットフォームという情報通信にも属しているため、セクターのバランスを整えるのにも有効だと考えました。
これでも100万円には届きませんのでもう少し売却します。
3銘柄目:川西倉庫
3つ目の売却は川西倉庫。
川西倉庫は長期保有により優待が進化していくタイプの株で、3年以上保有でクオカードが1000円増、5年以上で1500円増。しかも年2回という美味しい銘柄です。
単元がそこまで高くないこともあり2023年3月に購入していました。来年には1000円増の恩恵が受けれるようになりますが、このタイミングで売却してしまおうと思います。
というのも、年に2回MAXの優待で4,000円のクオカード+配当金3,000円を得られたとしても、利回り5.2%程度。
緩やかに成長しており増配もしているものの、ほかの銘柄の方が強い結果になりそうな気がしてなりません。
そして、私の資金繰り的に、5年以上保有の恩恵を受ける前に新NISAの非課税枠を埋める為に売却になる可能性が高い。ここで手仕舞いしてしまうのもありなのではないかと考えました。
- 沖縄セルラー
- マークラインズ
- 川西倉庫
今回はこの3銘柄を売却しました。
目標額の100万円まで約15万円足りませんが、当面の生活費には十分な額になったので良しとしました。
結局決めるのは自分。だけど材料はくれる
chatGPTに相談しながら保有株を売却したお話でした。
投資は自己責任。結局最後に決めるのは自分自身ということで、アドバイスを聞きつつも自分で売却銘柄を決めてしまいました。
ですが、これでいいと思っています。AIも絶対ではありませんし、情報を集めてもらって話し相手になってもらう。一つの意見を貰うくらいの感覚で付き合うのが程よい距離感だと思います。
株やお金の話は中々リアルでできないこともあり、孤独な戦いになりがちです。
ちょっと話を聞いてもらいたい。人の意見が欲しい。と思ったら、chatGPTを活用してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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