バリスタFIREとは?フルFIREを諦めた人が選ぶ現実的な早期リタイア戦略

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、体験には個人差があります。個別判断は専門家へご相談ください。広告を含みます。

資産を築いて仕事をせずに生きていく事をFIRE(Financial Independence, Retire Early)と呼びます。

FIREというと全く働かないフルFIREやファットFIREのイメージが強いのではないでしょうか?

しかし、これらには億単位の資産が必要なため、普通の人にとっては現実的ではありません。

そんな普通の人でも現実的に達成できるバリスタFIREのことを知っていますか?

サイドFIREのことだよね?と思った方はこの記事を最後まで読んでみてください。

バリスタFIREはサイドFIREとは似て非なる存在。

サイドFIREよりも安定感があって、スキルを持ち合わせていない人でも達成しやすい。

そんな、注目を浴びているバリスタFIREというスタイルについて解説していきます。

結論

バリスタFIREは低年収でも達成可能
資産収入+労働収入で生活するスタイル
サイドFIREよりも安定感がある
資産3000万程度から視野に入ってくるため、10年程度で達成可能

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バリスタFIREとは?サイドFIREとの違い

バリスタFIREのバリスタとは『Barista』のことでバーやカフェで働く人のことを指します。

生活費の原資は資産収入+労働収入です。労働収入といっても正社員ではありません。

アルバイトやパートタイマーでゆるく働きながらするFIREのことです。

なぜバリスタかといえば、バイトにも手厚い福利厚生を提供している「スターバックス」で短時間働いて、リタイア後の医療費を削減することを狙いにする人たちから生まれたムーブメントです。

その性質上、日本国内で目指しやすいFIREとなっています。

何故なら、日本の健康保険や厚生年金はかなり手厚い保障が組まれています。

他に類を見ない、社会保険が充実した国なのです。

医療費の自己負担3割や老齢年金ばかりが注目されがちですが、その他にも怪我をしたときや病気で働けなくなった時の保証や、扶養家族を残して亡くなってしまった時の年金など保険としての役割も持ち合わせています。

民間保険の加入を減らすことができるほど強力な制度で、正社員のみの特権と思われがちですがアルバイトやパートでも一定の条件を満たせば加入可能です。

正社員ほど長時間働かず、責任が重く難しい仕事やマネジメントを始めとした管理の仕事から離れることができるため、労働の負担はかなり軽減されるでしょう。

FIREと労働者の良いとこどりができるのです。

サイドFIREと比べると自由度が下がってしまう代わりに、保障が手厚くなるFIREスタイルと言えるでしょう。

サイドFIREの詳細はこちら

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バリスタFIREに必要な資金

結論、バリスタFIREに必要な資金は生活に必用な金額と、労働で得られる収入の額によって変わります。

ただFIREと言う以上は生活費の半分程度は資産収入で賄いたいものです。

その事を踏まえると3,000万円がひとつの指標となるでしょう。

3,000万円を投資すると得られる金額

利回り年間(月額)税抜年間(月額)
4%120万円(10万円)約95万円(約8万円)
5%150万円(12.5万円)約120万円(約10万円)
6%180万円(15万円)約143万円(約12万円)
7%210万円(17.5万円)約167万円(約14万円)
10%300万円(25万円)約239万円(約20万円)
税金は20.315%で計算

未来人参
未来人参

ここはサイドFIREと似ているな!

先述した通り、バリスタFIREの強みは社会保険への加入です。

加入条件の中に「週20時間以上の労働」「所定内賃金が月8.8万円以上」があります。

今後、月8.8万円以上の条件は撤廃されます。

今後は社会保険に加入するためには週20時間以上の労働が必須になり、全国の最低賃金平均が1121円ということを考えると、月の稼ぎは9万円以上になります。

労働収入の9万円と、資産収入(利回り4%想定)から得られる8万円、合計で17万円もあれば独り身であれば十分に生活できるため、3,000万円を一つの基準としています。

足りない場合は、労働時間を増やすか、資産を増やすことでカバーすることが必要です。

バリスタFIREのメリット

①必要資金が大幅に下がる

バリスタFIREでは働き続ける必要がある代わりに、必要資金が大幅に減少します。

フルFIREをするには億単位の資金が必要ですが、バリスタFIREでは数千万円から実践可能です。

ただし、資産額の多さと労働時間は反比例の関係にあるので、あまりにも少ない資金だとフルタイム労働と変わらなくなってしまうので注意が必要です。

②労働のストレスが激減する

労働を続けなくてはいけないバリスタFIREですが、その労働の質は大幅に変化します。

週5フルタイムで残業あり、責任が重く仕事の物量に押しつぶされ、人間関係にも悩まされる。そんな自己犠牲の元に成り立つ働き方をする必要はありません。

アルバイトやパートで稼ぐことになるので、働き方は自由自在です。

週に3日でも、1日5時間だけでもいい。労働内容もルーティンワークがメインになるので脳疲労も少なく、社内政治を始めとした鬱陶しい人間関係も気にする必要がありません。

正社員ならではの、会社全体を俯瞰する視点を持ち、常に予想の少し上の成果を出し続け、部下のキャリアも考える。そんなことをする必要はなくなります。

ただ自分に与えられた仕事をすればいい。それだけで労働のストレスは激減します。

③社会保険を活用することができる

バリスタFIREの最大の利点です。雇われの身を継続し、以下の条件を満たすときに各種社会保険に加入することができます。

  1. 週の所定労働時間が20時間以上
  2. 所定内賃金が月額8.8万円以上
  3. 2か月を超える雇用の見込みがある。
  4. 学生ではない。
  5. 従業員数51人以上の企業で働いている。

2026年10月から『2.所定内賃金が月額8.8万円以上』通称106万円の壁が撤廃。
社会保険に加入するためには週20時間以上働く必要があります。

週の労働時間が20時間以上ということで、週3日間8時間働いたり、週4日間5時間働ければクリア可能です。

天引き額が増えてしまうので目先のお金は減ってしまいますが、資産収入のあるFIREであれば大きな問題にはなりません。

むしろ、社会保険料は会社と折半なのでお得ですし、現在と将来どちらにも手厚い保障があるので長い目で見ればかなりのメリットになるでしょう。

じんまい
じんまい

社会保険に加入しないのであれば、サイドFIREの方が自由度も高くおすすめ!

④社会との程よい繋がりを確保できる

人間は社会的な動物です。

人との繋がりや社会からの承認がないとメンタルを崩し、最終的には体調も崩してしまいます。

せっかくFIREして自由を手に入れるのだから、体調が良好なことは欠かせません。

自分自身でコミュニティを開拓できるのであれば問題ありませんが、なかなかハードルが高いのが現実です。

労働も適度であれば社会との繋がりを作るツールになりえるので、ほどほどに働くという選択肢も悪くありません。

⑤FIRE失敗時のリカバリーが容易

働く場所も単価も確保できているバリスタFIREでは、相場が暴落した時やFIREに失敗した時のリカバリーが容易です。

何故ならシフトを増やすだけで労働収入の増減が可能だから。

長く働けば時給分の収入増が確定します。計画が立てやすく、資産の取り崩しの調整弁として機能させやすいです。

これは副業をメインにしたサイドFIREにはない強みです。

未来人参
未来人参

安心を得られるのは相場と冷静に向き合う上でも大切な要素だぜ!

バリスタFIREのデメリット

①週20時間以上の労働が必要

バリスタFIREの強みを活かすには、社会保険の加入条件を満たす必要があります。

最低でも週20時間の労働が必要なため、フルタイムの半分くらいは働く必要があります。

そんなに働きたくない!という方にとっては、雇われながらのFIREは旨みが少ないため、サイドFIREを狙う方が満足度が高いでしょう。

②正社員ほどの安定感は無い

社会保険に加入できるという安心感はありますが、正社員ほどの安定はありません。

アルバイトやパートなのでシフト制で働くことが大多数でしょう。

会社都合で希望通りシフトを入れてもらえなかったり、業績が悪化すれば非正規であるバイトやパートはクビになってしまうこともあります。

その場合、新たな職場を探すことになりますが、40〜50代になってしまっていると、希望の条件で見つけることが難しいこともあります。

最悪の場合、やりたくもない仕事を低賃金でやらざるを得ない。なんてFIREとは程遠い状態になってしまうことも考えられます。

③時給を上げるのが難しい

あくまでも非正規雇用であるバリスタFIREでは、時給を上げるのが難しく効率よく稼ぐことはできません。

現役時代に効率よく高時給で稼いできた人ほど、ラクではあるけど給料が割に合わないな…とモヤモヤすることも。

現役時代にスキルや資格、実績を備えることで美味しい仕事を見つけやすくなるので、如何にして現役時代を過ごすかが決め手になるでしょう。

④社会保険の制度理解が必要

バリスタFIREの要である社会保険に対する理解が浅いとせっかくの制度を使いこなせません。

ファイナンシャルプランナー3級程度で十分ですが、勉強が必要です。

制度の変更も定期的に行われるため、日頃のニュースに耳を傾けておく必要もあります。

総じて、マネーリテラシーの高い人向けのFIREと言えるでしょう。

ただし、FIREを目指す過程で身につくことが大半なため、気にし過ぎる必要はありません。

バリスタFIREに向いてる人

  • 労働が嫌いというよりフルタイムが無理
  • 自由な時間がなによりも大切
  • 収入が低くても安心感が欲しい
  • 色々な仕事をしてみたい

バリスタFIREでは雇われの身という、フリーランスや副業よりも保障されている安心感を得つつ、正社員よりは柔軟な働き方ができる。いいとこ取りの点が魅力です。

自営業なんて私には無理…という方にこそ向いています。

さらに、サイドFIREと違って下積みが必要ないことも利点で、飽きっぽく色々な仕事をしてみたい人にも向いているでしょう。

バリスタFIREに向いていない人

  • 働くのが絶対いやだ
  • 見栄や世間体が気になる
  • 効率よく稼ぎたい
  • 歳下に指示されたくない

非正規で働く以上、効率よく稼ぐことは難しいですし職場で地位を上げることもできません。

年下の管理者や先輩から指示や指導を受けることも多いでしょう。

FIREと言っても側から見ればフリーターなこともあり、見栄や世間体といった社会的ステータスは低くなりがちです。

そういったことに耐えられないのであればバリスタFIREをしても、労働のストレスから解放されるかわりに別のストレスを抱えることになります。

結果、非効率な働き方をするだけになってしまいますので向いていないといえるでしょう。

バリスタFIREを目指す具体的ステップ

バリスタFIREを目指すための具体的ステップは他FIREと大差ありません。

  • 生活費の把握
  • 資産収入と労働収入のバランス決定
  • NISAで投資
  • 労働収入の拡大
  • 数千万+転職でFIRE

バリスタFIREでは実質的に労働時間の下限があるため、FIRE設計を立てやすいです。

必要な生活費を確定させて、そこから労働で稼ぐ予定の金額を差し引きます。

残った額が資産収入から得る必要のある金額と分かります。

その金額から必要な投資を計算して、目標に向かって走るのみです。

失敗しないコツとしては、ギリギリの予算ではなく少し多めに見積もることです。

米国の代表的な会社に投資するS&P500の平均リターンは7%程度と言われています。

インフレを多めに仮定して3%を引いて、年4%のリターンで計算することが多いです。

目標額に達したから即退職!ではなく、残業を減らしたり役職を降りたり負荷を減らしながら、資産を増やし徐々にフェードアウトしていくのがオススメです。

バリスタFIREは現実的で労働者の良いとこどり

再現性があり、低収入でも達成できるバリスタFIRE。

しかも会社員の特権である社会保障に加入することができます。

バリスタFIREは

  • 逃げ
  • 諦め
  • 妥協

などではありません。戦略的に選択する価値のあるFIREのカタチなのです。

フルFIREという非現実的な目標に疲れてしまったあなた。

壊れてしまう前に、「労働の量をコントロールする自由」を一緒に目指してみませんか?

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