冬ボーナス、それは年の最後の楽しみ。皆さんは満足できる額を貰うことができましたか?
私の場合は「貰えはしたけど納得はしづらい。モヤモヤが残る」という結果でした。
同じような感情になってしまっている方へ、少しでも気持ちが楽になる方法をお伝えできればと思います。

これらが満たせていない場合はボーナスが増えるという期待はあまり持てないでしょう。

FIREを目指すためには収入の最大化は避けて通れない!転職も一つの手段になるかもだぜ!
冬ボーナスの結果!
ボーナスは総支給で50万と数百円でした。

ついに50万…と思ったけどちょっと待て!これほぼ据え置きじゃねーか??
ということで、3年間の推移をまとめたのがコチラ。千の位は四捨五入しています。
| 年度 | 総支給 | 手取り |
|---|---|---|
| 2023年 | 460,000円 | 350,000円 |
| 2024年 | 480,000円 | 380,000円 |
| 2025年 | 500,000円 | 410,000円 |
こうして改めて見ると、毎年2万円増えていたようです。
日頃の成果で評価の変動とかないんだな…と思い知らされるのもありますが、今回は私自身に分かりやすい大きな変化があったのです。
それは『昇進』です。
昇進したのに増えてない
私は今年の始めに昇進をしました。試験を突破して肩書きが一つ上がっていたのです。
ボーナスの査定期間を鑑みると夏ボーナスは昇進前の時期。冬こそが昇進をしてから貰う初のボーナスと言える状況でした。
実は、昇進した時にこんな記事を書いています。
昇進での基本給の上がり幅が初任給の上がり幅に負けてしまったがために、昇進の旨みが打ち消されていました。
そんな中でのボーナスです。期待しないではいられませんでした。
結果は惨敗。昇進分が加味されているとは考えられない額でした。

一律の上乗せ分のみ…役職が変わっても意味ないのか…

同じ役職の人に聞いてみたからほぼ確実だな…
若者が昇進したくないのも、こういった旨みが少なくなっているからでしょう。
気持ちを立て直すには
かなりモヤモヤはするものの、それなりの額を貰っていることには変わりなく、素直に喜ぶべきことです。
この複雑な気持ちに折り合いをつけるために冷静になって、さまざまな角度から現状を分析してみましょう。
納得のいく理由が見つかれば気持ちも晴れるでしょう。

損得(お金のこと)になると、客観的に適正な判断をするのは難しく感情的になりやすいです。冷静になるためにも数字や周囲の人の意見を聞きましょう。

自信を納得させるための材料探しって感じだな
業績を確認する
まずは会社の業績、特に純利益を確認しましょう。
結局、給料の原資になる利益が出ていなければボーナスを増やすこともできません。
前年の純利益と今年の純利益を比べて、増益になっていなければ「仕方がないか。」という考え方ができるでしょう。
逆に、増益にも拘わらずボーナスが同水準で増えていかないのであれば、労働者への分配を軽視している会社ということになります。

うちは増収だけど、利益は横ばい。仕方ないと言えるでしょう。
平均と比較する
様々な平均指標と比べるのも良いでしょう。
ボーナスに限ったことではありませんが、有価証券報告書に記載されている平均年収が一つの参考になります。
これは自身の会社の平均値なので、実態に近く納得感もあると思います。
平均や平均以上の年収があれば、周りよりボーナスも貰っているはずです。
また調査会社が発表しているボーナスの平均や見通し予想と比較するのも面白いです。
例えばコチラ。出典:三菱 UFJリサーチ&コンサルティング

私でいうと、民間企業の非製造業の見通し約40万円を超えているので、まあいいか…と留飲を下げるイメージです。

高卒ということを考えても額だけ見れば貰ってる方なんだよな…
消費者物価指数と比較する
最近では3%の上昇も珍しくないインフレ率ですが、日銀は2%の物価安定目標を掲げています。
この数字と同等にボーナスが上がっていれば、まずはインフレには追いついているので据え置きと言えます。
上回っていれば増額されているということで、実質賃金が上昇しています。
私の場合は48万円から50万円になっているため、上昇率は約4%。
感覚的には微増で据え置きくらいに感じられますが、物価上昇率には勝っている。それだけで十分と考えることができるのです。

このことに気づいてから、周りがボーナスについて文句を言ってるのを同じ熱量で怒れなくなってしまいました。
自身よりできる人に確認する
自身よりボーナスを貰っていそうな仕事のできる人の話を聞いてみるのもいいでしょう。
前年同期比から増えたのか減ったのか。くらいであれば教えてくれることも多いでしょう。
この方法ではリアルな情報が手に入る代わりに、相手との関係性や性格を見誤るトラブルになるため、難易度が高いです。
日頃から良好な関係を保ち、お金について話しても大丈夫な人を見極める必要があります。
聞く相手としてオススメなのが、少し社歴や役職が上の人。
将来のことを知りたい。とキャリアモデルにしていることを伝えるとアッサリ教えてくれる人が多いと感じています。
評価面談で聞く
評価者に直接聞くのが1番スッキリするかもしれません。
マトモな企業であれば評価面談があるはずです。
そこで正直に聞いてみると、真実はどうであれ納得いく説明を受けることができるでしょう。
自身が原因なのか、業績の問題なのか、はたまたそれ以外の原因があるのか。
社風によっても違います。評価を得るためには、その会社での評価基準を知る必要があるのです。
加点方式なのか減点方式なのか、結果主義なのか、それまでの過程も見てくれるのか。様々ですので、せっかくの機会に攻略法を探りましょう。
ただし、この方法は評価者である上司と良好な関係を築けていないと難しいのが難点です。
本当に納得いかない。ここぞという時だけにとどめるのがオススメです。

ま、弊社にはそんな面談も無く、評価基準もブラックボックスなんですけどね!

いや、転職しろよ…
納得できない時は転職するしかない
以上、ボーナスの額が納得いかなかった時の対処方法でした。
まずは冷静に、客観的に見ていきましょう。
それでも納得できず、ボーナスが上がらないことが会社の方針によるものであるのであれば、甘んじて受け入れるか転職するしかありません。
私の場合は今回の冬ボーナスは転職のきっかけにはなりませんでした。
もちろん、昇進したのに上がらなかったり、他者と比べて職責に見合っていないと思うことも多々あります。ですが、額だけでいえば貰っている。そう判断しました。
適応障害になってリタイアしたにもかかわらず、さほど査定にも影響がなさそうというのも一つの理由です。
お金の話は感情的になりがちですが、一度深呼吸をして多角的に見てみると意外な幸せに気づくことができるかもしれませんよ!
それでもダメな時は…転職に挑戦して、しっかり評価してもらえる会社に移るのがFIREを目指す近道になるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。






