投資先に迷うなら『コア・サテライト戦略』を取り入れるべき理由&実例紹介!

この記事は約7分で読めます。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、体験には個人差があります。個別判断は専門家へご相談ください。広告を含みます。

新NISAで投資デビューをしようと思っている皆さん。何に投資をすればいいのか迷いませんか?

世の中では『S&P500の一強』だとか、『オルカンに投資すれば間違いない』『新しく出たこの投資信託はスゴイ』などの意見を目にします。

投資商品は星の数ほどあり、いろいろな商品に目移りしてしまう。何を買ったらいいか分からない。

そんな優柔不断な経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

特に、低年収でFIREを目指す場合、投資でいい成績を出して一気にFIREしたい。と考えて投資にのめりこんでしまう人も多いです。

じんまい
じんまい

私自身、何とか投資でFIREできないか…と様々な投資戦略を試し続けた一人でした。

未来人参
未来人参

投資は長期・分散が成功の肝だからフラフラしてると良くないぞ!

そういう人にこそ、大きな失敗をしないためにオススメしたい投資戦略があります。

その名も『コア・サテライト戦略』

この記事を読むと分かること
  • コア・サテライト戦略とは?
  • メリット、デメリット
  • 優柔不断な筆者の新NISA実例

結論

コア・サテライト戦略では、
コア(核)となる守りの資産と、サテライト(衛星)となる攻めの資産を
保有することで、分散しリスクを抑えながらもリターンを狙った投資が可能。

長期投資をするのに一役買ってくれる

メリット
  • どっちが正解論争を解決できる
  • 投資が楽しくなる
  • 順調な銘柄を見て浮気心が出なくなる
  • 分散により長期的な投資が継続しやすい

コア・サテライト戦略とは何か?

コア・サテライト戦略とは、運用資産をコア(核)となる安定資産と、サテライト(衛星)となる攻めの資産でポートフォリオを構築する投資戦略です。

コアには生涯持ち続けれる代表的な指数に連動する、王道のインデックス投資信託を、サテライトには余剰資金でリスクは高いが成長が見込めると思うところに投資をしていきます。

コア・サテライト戦略の概要

コア7割~9割:サテライト3割~1割
コアでは安定した資産:サテライトでは攻めの資産を保有
割合を維持できるように投資先を選定する

コアになる投資先の例
  • オールカントリー
  • S&P500
  • 日経平均
  • バランスファンド など
サテライトになる投資先の例
  • 日経平均
  • NASDAQ
  • FANG+
  • SOX
  • インドや中国など発展途上国
  • セクター別ETF
  • 個別株 など

7割以上はオールカントリーやS&P500で埋めて市場平均による安定的なリターンを確保。

残りの3割以下でグロース株と呼ばれるような成長が見込めるが上下の激しい銘柄に投資して、市場平均を越えたリターンを狙っていく。

インデックス投資とアクティブ投資の良いとこどりのような投資戦略です。

イメージ図

メリット

  • どっちが正解論争を解決できる
  • 投資が楽しくなる
  • 順調な銘柄を見て浮気心が出なくなる
  • 分散により長期的な投資が継続しやすい

投資先を決める際によく話題に上がる「オルカンvsS&P500」問題を一発で解決できるのが大きいです。

様々な意見がある中、どちらが正解というわけでもない物を初心者が選ぶのは難しいです。

あっちの方がいい結果だったらどうしよう…という気持ちが働くことが一因にあります。

コア・サテライト戦略ではコアの割合を決めたら、オルカンもS&P500も半々を組み入れれば解決です。

どちらもつまみ食いしておくことで、どちらに転んだとしても恩恵を受けれるため、気持ちに折り合いが付けやすく長期投資に向いています。

また、ときおり話題に上がる尖った投資信託が気になるけど、リスクが高く勇気が出ない…そういう銘柄ありませんか?

結局尻込みして悩んでいる間に、グングン上がっていくのを指をくわえて見てるだけ…

隣の芝は青く見えるもので、我慢できずに手を出して高値掴みをしてしまい、ボラティリティの高さに耐えられずに結局手放してしまう。

そういった事態も防ぐことができるのがコア・サテライト戦略です。

サテライトの中に納まるのであれば好きに組み込んでいいのです。リスクが高い銘柄でも自由に組み入れることが可能です。

上手くいった時は→少しでも儲かってラッキー!
×上手くいかなかった時は→少額で良かった!コア部分がカバーしてくれてる!

損した…と思う機会が少なくなるため、メンタルが安定することで長期投資に臨むことができるのです。

デメリット

  • 管理に手間がかかる
  • コストがかかる

デメリットとしては、保有する資産の種類が増えるため、管理の手間が増えてしまいます。

特に、金融資産は評価額が上下しますので、最初に決めたコアとサテライトの比率が崩れてしまうことがあります。

例えば、サテライト部分の成長が著しく、割合が5:5になってしまっている状況を放置していると、暴落相場に出会った時に想定よりも大きな上下が発生してしまいます。

リスクを取りすぎている状態になっていることに後から気づくことになってしまいます。

こういったことにならないよう年に数回、自身が決めた比率に戻す『リバランス』という作業が必要になります。

リバランスには二通りの方法があります。

  • 割合が増えすぎた方を売却し、反対資産を買うことで調整
  • 保有分はそのままに、追加投資の割合を変えることで調整

年に数度はポートフォリオの棚卸をしてリスク管理をする必要があるため、完全なほったらかし投資とするわけにはいかないのがデメリットです。

NISAで投資を行っている場合は非課税枠を棄損しないためにも、後者の追加投資額の調整でリバランスをする必要があるでしょう。

新NISA実例~優柔不断な筆者の場合~

筆者の新NISA積立設定

コア

銘柄積立額
オールカントリー15万
S&P5003万
日経平均6万
合計24万

サテライト

銘柄積立額
SOX1.5万
NASDAQ1.5万
FANG+3万
合計6万

コア8割:サテライト2割

私の場合は本当に優柔不断で、オルカンとS&P500で迷ったり、旧NISAでは新興国株インデックスを買ったりオルカン(米国除く)を買ってみたりいろいろな投資信託に手を出していました。

個別株もトレードもするし、高配当株や優待株にも積極的でした。

このままでは資産形成としてよろしくないと考えなおし、新NISAの開始と同時に、上記の配分で積み立てを続けています。

そして、約2年間続けた新NISAの保有状況がコチラです。

新NISA2年目の保有高と割合

コア

銘柄積立額
オールカントリー3,729,098円
S&P500753,943円
日経平均1,432,062円
合計5,915,103

サテライト

銘柄積立額
SOX395,539円
NASDAQ383,371円
FANG+845,130円
合計1,624,040

目標 コア8割:サテライト2割
現在 コア7.8割:サテライト2.2割

サテライトの方が少しだけ比率が上がってきていますので、コア1本よりもリスクテイクした価値があったのかなと思っています。

それでいて、感情的に振り回されることも無いので攻守ともに優れている投資法だと身に染みています。

じんまい
じんまい

お恥ずかしい話、めんどくさがりの私はリバランスをする気があまりありません。ただ、下落相場で指数よりも大きく下がるのは覚悟しています。

未来人参
未来人参

新NISAで投資している以上、絶対売らないからどれだけ下がっても関係ない!の精神でやってるぜ!

今までの新NISAの運用状況はこの記事をご覧ください!

まとめ

投資先に迷った時の『コア・サテライト戦略』いかがでしたでしょうか?

コア・サテライト戦略の概要

コア7割~9割:サテライト3割~1割
コアでは安定した資産:サテライトでは攻めの資産を保有
割合を維持できるように投資先を選定する

コアになる投資先の例
  • オールカントリー
  • S&P500
  • 日経平均
  • バランスファンド など
サテライトになる投資先の例
  • 日経平均
  • NASDAQ
  • FANG+
  • SOX
  • インドや中国など発展途上国
  • セクター別ETF
  • 個別株 など

FIREに向かって投資をするのであれば、とても長い闘いになるのが確定しています。

だからこそ、楽しい方が無理なく長く続けることが可能になります。

オルカン1本!S&P500オンリー!と正解を追い求めるのではなく、コアサテライト戦略で楽しく投資に向き合ってみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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