FIREを目指すため、年間でいくらほどの貯蓄ないしは投資をしなければいけないのでしょうか?
FIREのタイプや、現在の年齢、FIREを達成したい年齢にも左右されてしまうため、一概に答えはありません。
当ブログでは、『高卒低年収の会社員でもFIREができる』をコンセプトにしています。
20歳前後で働き初め、40代前半でFIREをしたい。労働期間は約20年。
と考えたときに、私は以下が最低条件であると結論付けました。
結論
年収400万円以下なら年間100万円
年収400万円以上なら貯蓄率35%
- 高卒低年収がFIREするための貯蓄額根拠
- 目指せるFIREタイプ
- つぎにやるべきこと
高卒低年収がFIREするための貯蓄基準
まずは、当ブログで目指すFIREのカタチを明確にしたいと思います。
FIREを目指す人物像(ワタシ)
高卒(10代後半)で働き始め、40代前半でのFIREを目指す
年収は300万円~500万円のレンジ内(残業や配属次第)
目指すFIREはリーンFIRE/サイドFIRE/バリスタFIREのいずれか
目標金額は3,000万円
具体的な目標金額は3,000万円で、労働期間は20年程度ということが確定しました。
単純に年間100万円を貯めていった場合は、
年間100万円×20年=2,000万円が溜まります。
目標金額には足りていません。
しかし、FIREを目指す以上は投資をマストで行います。
年間100万円ということは、月に均すと8.4万円。
月8.4万円を投資で積立てたとき、目標額3,000万円に到達するのに要する年数を、年利回り毎にまとめました。
年100万円を投資に回した場合の3000万円到達速度
年利回り | 元本 | 必要年数 |
---|---|---|
3% | 2158.8万円 | 21年5カ月 |
4% | 1990.8万円 | 19年9カ月 |
5% | 1856.4万円 | 18年5カ月 |
6% | 1747.2万円 | 17年4カ月 |
7% | 1646.4万円 | 16年4カ月 |
控えめな年利回り4%でも3,000万円を達成することができます。
更に、元本も新NISAの上限である1,800万円付近であるため、投資利益に対する税金をほとんど考えなくていい点も嬉しい所です。
出典:NISAを知る(金融庁)
本来であれば、3,000万円÷100万円=30年かかってしまいますが、2/3~半分の期間で済みますので投資の強さが実感できるのではないでしょうか?
年収400万円以上が貯蓄率35%以上を目指すべき理由
年間100万円を貯めて投資に回せていれば、20年後には3,000万の資産形成に成功してFIREしているはずです。
にも関わらず、年収400万円以上の場合は貯蓄率35%以上を推す理由は何でしょうか。
それは、リーンFIREに向けてミニマムな生活を心がけるべきだからです。
FIRE後の出口戦略として有名なものに4%ルールというものがあります。
これは、資産の4%の取り崩しであれば資産が長持ちするという、トリニティスタディの研究が元にされています。
参考:Wikipedia トリニティスタディ
3,000万円の場合は、4%の年間120万円で月12万円が使える目安です。
年収400万円にもなると年間100万円を貯めたとしても、月16.6万円は使えてしまいます。
※手取りを総支給の75%と仮定した時の数字です。
年収400万円以上の人が3,000万円でリーンFIREしてしまうと生活水準が下がる!
それを避けるためにも年間100万円に縛られず、多くの金額を貯蓄に回せる貯蓄率を活用するべきなのです。
貯蓄率を35%に設定することで年間の生活費が抑えらるだけでなく、3,000万円への到達が加速度的に早くなります。
年収別 貯蓄率35%の貯蓄額
年収 | 貯蓄額/年 | 貯蓄額/月 |
---|---|---|
300万 | 105万 | 8.75万 |
400万 | 140万 | 11.66万 |
500万 | 175万 | 14.58万 |
600万 | 210万 | 17.5万 |
ここに投資のチカラを上乗せした場合は、以下のようになります。
年収400万円/貯蓄率35%の場合
年利回り | 元本 | 必要年数 |
---|---|---|
3% | 2320万円 | 16年7カ月 |
4% | 2168万円 | 15年6カ月 |
5% | 2040万円 | 14年7カ月 |
6% | 1935万円 | 13年10カ月 |
7% | 1842万円 | 13年2カ月 |
年収400万円であっても、15年以下で3000万円に届くのも夢ではありません。
生活費もミニマムな状態になれているので、そのままリーンFIREに移行しても生活水準を大きく落とす必要はありません。
これが、年収400万円以上のかたは、貯蓄率35%を目指すべき理由です。
資産3000万円で目指せるFIRE
資産が3000万円あれば、FIREが現実的なものとして捉えられます。
具体的には、以下の3つが射程圏内に入ります。
- 支出を最適化してミニマムな生活をするリーンFIRE
- 足りない分はバイトやパートで賄うバリスタFIRE
- 足りない分を自身のビジネスで賄うサイドFIRE
それぞれのFIREの特徴についてはコチラの記事をご覧ください。
まとめ
FIREを目指すなら、年間いくら貯めるべきか。高卒低年収でも可能な現実的な結論をご紹介させていただきました。
結論
・年収400万以下は年100万円、400万以上は貯蓄率35%が目安。
・毎月8.4万円を月複利で積立すると、利回り年4%で約19年8か月で3,000万円。
・NISAは簿価ベース/生涯1,800万で近い数字になる。
この結論を意識して、資産形成に励めば20年後には3000万円の資産を作れている可能性が高いです。
そのためには節約と投資が必要不可欠。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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