こんにちは。じんまいです。
私ごとですがこの度、社内試験をパスして昇進しました!!

めでたいことだな!!

それが、手放しで喜べない理由があるのです…
今回昇進したことで、役職手当と基本給が(めちゃくちゃ少しですが)上がります。
本当に、子供のお小遣いか?ってレベルしか上がらないのですが、ここでも新卒初任給の底上げによる影響が出てしまいました。
前回の記事はこちら↓
この記事では私もオトナの対応をしていくと宣言していましたが、モヤモヤが最高潮に達してきています。
この記事を読むと
- 初任給引き上げで起こること
- 既存社員への悪影響
- 将来への悪影響
が分かります。

少し愚痴っぽいですが、リアルな体験としてお話しできればと思います。
初任給の引き上げ
私の勤めている企業は絶賛、人手不足に喘いでいる業界です。
なんとかして、新入社員を確保するために躍起になっています。その施策の1つが初任給の引き上げです。
去年おこなわれた初任給引き上げでは、私も見事に追いつかれ、ちょっぴり悲しくも仕方のない事と割り切っていました。
会社が持続するためには新入社員が必要で、人が入ってこなければ業績は尻窄み状態になり、自身の処遇にも影響が出かねないからです。

10年間の頑張りが…という気持ちはもちろんあります…!
給料が逆転しないように、初任給と同水準までは既存社員の給料も調整昇給がありました。
そのため会社も、最低限考えてくれているんだなと諦めがついたともいえます。
今回、私は昇進し基本給が少しだけ増えます。弁当2回分くらいの微々たるものですが昇給は嬉しいものです。
ですが、今年も初任給引き上げ&既存社員への調整昇給をおこなわれる予定なのです。
これが悲劇の引き金とも知らずに…
昇進が無駄になる
昇進して基本給が上がるのが3月です。
そして、初任給の引き上げと調整昇給が4月におこなわれます。…勘の良い方はお気付きだと思います。
私は去年、初任給に追いつかれています。そこに微々たる定期昇給が足され、今回の昇進分が加わったところで、今年の初任給にも追いつかれてしまうのです!
すなわち!!昇進しようがしまいが今年の4月以降の基本給は一緒!!
図にするとこんなイメージです↓


エゲツな…
社員・将来への悪影響
流石の私でもモチベーションダダ下がりです。ジェットコースターで下った後、レーンから射出されて何処かに飛んでいってしまいました。
もちろん、経営側も難儀しているのは理解できます。
人件費は一度上げてしまうと簡単には下げられないし、労働者から見えづらいコスト(厚生年金、退職金、ボーナスなど)の増加にも繋がるため慎重にならざるを得ないのでしょう。
ですが、昇進して役職を担っても、新卒と給料がほとんど変わらないのであれば誰も役職をやりたがらなくなります。
ただでさえ、出世は目指して当然!という考え方が変わってきている現代では、インセンティブが無ければただの罰ゲームと化してしまいます。
当然、仕事を頑張る社員は減り、俗に言う静かな退職や、ぶら下がり社員、窓際族が増加していき業績が拡大しづらい組織になってしまいます。
社員も成長しないので、数年後から数十年後に主力となる中堅社員すら育たなくなってしまいます。
そしてノウハウを持っている40代以降の社員が抜けていき組織が脆弱になってしまうのではと危惧しています。
業績が悪くなれば、退職者は増えていくでしょうし、さらに新卒は入ってこなくなります。やがて会社自体…

正当に報酬を分配しなければ、いずれ会社は傾き始めるのではないかと心配です。
こうなってほしい
もっと、昇進することや仕事を頑張ることに金銭的なメリットを付けられるような社内制度にして欲しいと思っています。
成果給や能力給と言われる部分です。最低賃金ラインに合わせて横並び!ではなく、会社に貢献している社員には上乗せしていってもらいたい。
もちろん、私自身が会社に貢献していないと見なされて最低ラインの給料になる可能性も十分にあります。
それでも後輩に、仕事を頑張って結果を出して昇進すれば報われる。と胸を張って言えるようになりたいのです。

割に合わないから昇進したくないと何度も後輩から聞いてきました。私自身も思っていましたし、今も感じてます。
そして、初任給の引き上げや最低賃金の増加スピードが高まっている現代では、給与テーブルや昇給ペースも見直す必要があります。
企業には是非とも、インフレなどの社会情勢を加味した社内制度への見直しをお願いしたいです。

対策してない未来では優秀な人から辞めていってるぞ!

もう始まってる感あるんですよね…
まとめ
初任給底上げによる影響はいかがでしたでしょうか?今回は身をもって体験した弊害についてでした。
実際にどうなっているかは5月に答え合わせとなりますが、このようなことが現実に起こり得る可能性があるということです。
に労働者個人ではどうしようもない問題なので歯痒いですが、経営者がこの危険性気づき少しでも改善されていけばと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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