【最新版】お金持ちピラミッドについて前回との比較と考察。格差は広がっている

FIRE

こんにちは。FIREを目指しているじんまいです。

資産形成に取り組んでいる人なら一度は見たことであろう通称「お金持ちピラミッド」の最新版が野村総合研究所(NRI)から発表されました。

お金持ちピラミッドは、資産額別に世帯を区分けして図にしており、数年に一度発表されます。

今回は2023年版の資料となっており、前回の2021年版との比較、個人的な考察を述べていきたいと思います。

この記事を読むと

  • お金持ち世帯の推移
  • お金持ち世帯の傾向
  • 格差は広がっているのか

が分かります。

【最新】2023年版

早速ですが、公開された最新版を見てみましょう。

野村総合研究所https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20250213_1.html
からの引用

界隈では、昨今の株式相場の好調さを鑑み、階層の定義を見直すべきでは?という意見もチラホラと見られますが据え置きのようです。

個人的には比較しやすいので、据え置きでよかったです。

まずは各区分の世帯が全体の何%を占めているのかを確認してみました。

約80%がマス層ということで大多数を占めています。約20%がアッパーマス層以上ということで、実に5人に1人は3000万円以上の金融資産を持ち合わせていることになります。

じんまい
じんまい

学校の30人クラスなら6人はお金持ちか…

未来人参
未来人参

上位20%というと目指せるような気がしないでもないな!

続いて、各層の金融資産額の割合を見てみましょう。

全体の約40%の金融資産を、下位80%のマス層が保有。
全体の約60%の金融資産を、上位20%のアッパーマス層以上が保有していることがわかります。

ここから分かることは、少ないお金持ちが沢山の資産を保有して、沢山の庶民が少ない資産を分け合っている。ということになります。

1世帯あたりの金融資産額も見てみましょう。

アッパーマス層でさえマス層の3倍近くの資産を保有しています。上の階層に行くほど、倍々ゲームになっていきます。

結果として、一部のお金持ちが大量の資産を保有していることになりますので、富が占有されているといっても間違いはないでしょう。

お金の性質として古くから言い伝えられていることを証明していますね。

  • 複利は最大の発明
  • r>g
  • 富める者はますます富む

お金はお金があるところに集まってくるのは間違いないようです。

【前回】2021年版との比較

まずは2021年版をご覧ください。

野村総合研究所
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/20230301_1.html
からの引用

先ほどの2023年版と比べるとこのようになります。

アッパーマス層が減り、準富裕層以上が増加しています。これは

  • 直近の好調な相場の影響
  • アッパーマス層以上はリスク資産に投資している世帯が多い
  • アッパーマス層以上は種銭が多いため、資産額が膨張した

と考えられます。

各階層の金融資産の保有割合と、増加率はこのようになっています。

マス層の保有資産は減っています。アッパーマス層も減少していますが、アッパーマス層以上の全階層を合計した場合には保有資産は増加しています。

このことからも、マス層からアッパーマス層への成り上がりより、アッパーマス層から準富裕層に上がった世帯の方が多いと思われます。

続けて、世帯ごとの金融資産額も平均を出して見ていきます。

先ほどの結果からも分かりますが、マス層の1世帯あたりの資産額はほぼ変わっていないのに対して、アッパーマス層以上では増えています。

じんまい
じんまい

平均で見るとマス層世帯も結構お金持ってそうだよね

未来人参
未来人参

上下の幅はかなりありそうだけどな

一方でマス層の数自体は増加しています。確かな原因は分かりませんが、直近の好調な相場を見るにアッパーマス層からの転落は考えずらいです。

子供の独り立ちや、離婚などの世帯分離で純粋に増加したと考えるのが自然です。

そして、アッパーマス層の数が増えていないということは、マス層からアッパーマス層へ成り上がった世帯が少ないのでは?とも考えています。

また、アッパーマス層の数は減っているが1世帯あたりの資産額は伸びている点にも注目です。
アッパーマス層全体のレベルが上がっているということになるので、コレも格差を感じさせる一因かなと思います。

このような背景から、格差が広がっていっている気がしてなりません…

じんまい
じんまい

2024年も含まれた資料が出てきたら更に格差を感じられそうですね…

『いつの間にか富裕層』に学ぶ

一刻も早く種銭を確保して投資する。コレに尽きると思います。

野村総研のレポートで書かれていますが「いつの間にか富裕層」を目指すのです。

この「いつの間にか富裕層」というのは、

  • 直近の株式相場の上昇で金融資産が膨らんだ
  • 生活水準は変わらない
  • 給料で生活している
  • 金融機関との関係性も変わらない

といった層を指しているそうです。

資産形成の絶対的なルールである

収入-支出+(運用資産×利回り)

の利回りが増えたにも関わらず、支出が増えなかったことで資産が伸びたのです。

ですが、利回りが増えたところで運用資産が少なくては効果は小さいです。

種銭が100万円で、利回り30%の相場に出会っても30万円のプラスでしかありません。

これが1000万円であればどうでしょう?同じ利回り30%でも300万円のプラスになるのです。

投資の世界では、
種銭の多さこそが正義!

一刻も早く稼ぎ、多くの額を投資して良い相場を待つ!

複利やr>gを実感しながら、生活水準は変えずにただひたすらに時間をかける!

そうすればいつの間にかに資産は膨張し、アッパーマス層や更に上の階層にも行くことができるということを証明しています。

じんまい
じんまい

昔から言われている普遍的な内容を地道に実践していくのが近道だと後押ししてくれる内容ですね!

未来人参
未来人参

何事も成功者に学ぶのが1番早いよな!

まとめ

最新版お金持ちピラミッドはいかがでしたでしょうか。

資本主義の世界で格差に飲まれないためには、投資が必須だと改めて考えさせられる内容でした。

私はまだまだマス層ですが、数年後のピラミッドではアッパーマス層に食い込めるよう信じて、資産形成に励みたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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