損出しはした方がいい?メリット・デメリットをNISAでFIREを目指す人向けに解説

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本記事は一般的な情報提供を目的としており、体験には個人差があります。個別判断は専門家へご相談ください。広告を含みます。

株式投資をしていると、どうしても避けられないのが「含み損」の存在です。

そんな厄介者を処分しようとするときに、よく耳にするのが『損出し』という言葉。

一見すると「わざわざ損を確定させるなんて意味あるの?」と思われがちですが、

税金という視点で見ると、長期投資・FIREを目指す人ほど知っておきたいテクニックでもあります。

この記事で分かること
  • 損出しの仕組み
  • メリット・デメリット
  • NISAでも使えるのか

結論

NISAオンリーの人には関係のない制度

特定口座で利益が出てるなら活用して、資金をNISA口座へ移動!
→NISA口座に入れることで節税へ!

じんまい
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2025年は12/26の取引分までが対象です。

未来人参
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来年以降に備えておこう!

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損出しとは何か?

損出しとは、含み損のある株や投資信託をあえて売却し、損失を確定させることを指します。

目的はシンプルで、

税金を減らすため

です。

日本の株式投資では、

利益(譲渡益・配当)→ 約20%課税
損失 → 他の利益と相殺して利益を減らせる

という仕組みがあります。

『損益通算』という仕組みで、これを活用するのが損出しです。

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損出しの仕組み(ざっくりイメージ)

具体例を見ていきましょう。

A株:+50万円の利益
B株:−30万円の含み損

このままだと税金は下のようになります。

課税対象の利益:50万円
税金:約10万円

ここでB株を売却して損出しすると、

利益:50万円
損失:30万円
課税対象:20万円
→税金は約4万円に減る

「損は出しているけど、税金が軽くなる」

これが損出しの基本です。

株の税金は年間の利益に対して約20%がかかります。

同年のうちに損失を確定させることで利益を減らすことができるので、節税になるのです。

じんまい
じんまい

特定口座(源泉徴収あり)だと取引ごとに税金が徴収されていきますが、損失を確定した時に還付されます。

同一銘柄を買い戻す時の注意

税金が減るということで積極的に活用していきたい損出しですが、同一銘柄を買い戻したい時は注意が必要です。

同じ営業日に買い戻ししてしまうと、平均取得単価が下がってしまうことで、還付される税金も減ってしまいます。

そのため、売却と買付の日はズラす必要があります。決算のタイミングなどで売買してしまうと思いもしない価格差が生まれることもあるので注意しましょう。

損出しのメリット

① 税金を減らせる

これが最大のメリットです。先述の通り、損失を確定させることで年間利益を減らして税金を減らすことができます。

ただし、厳密には節税というよりは税金の先送りです。

売却した資金で新たに投資をすれば、利益が出た時点で課税されるためです。

じんまい
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NISA資金に回してしまえば利益が出ても課税されないので移し替えと相性抜群です。

② ポートフォリオの整理ができる

含み損銘柄を塩漬けしてしまっている。という方も多いのではないでしょうか?

いつか戻るかもと期待しつつ、心のどこかでは成長しないと分かってる。

そんな銘柄を損出し要因として損切りするキッカケになることで、精神的ダメージを抑えながら売却することができます。

投資理由が崩れている銘柄はズルズルと保有せず、キレイな状態で新年を迎えられます。

③ 繰越控除が使える

損失は確定申告をすることで、最長3年間繰り越し可能です。

今年は利益が少ない 来年以降に利益が出そう

という人でも、将来の節税につなげられます。

特定口座からNISA口座に資金を移している人にとっては選択肢の一つに入ります。

損出しのデメリット

① 将来の値上がりを逃す可能性

同一銘柄の買い戻しは翌日以降になる性質上、売った直後に株価が急騰し、

じんまい
じんまい

損出しした瞬間が底か…

ということもありえます。

当然、精神的ダメージが大きいので株価が落ち着いている時を意識しましょう。

一時的な株価下落なのか、構造的な問題なのかを見極め、投資シナリオが崩れている銘柄を売却したり、決算発表前後の銘柄は避けるようにしましょう。

② 取引コストがかかる

昨今のネット証券では気にする必要がないところも多いですが、売買手数料がかかることも一つのデメリットです。

含み損がほとんど無い銘柄で損出しをすると

節税額 < 手数料

なんて間抜けなことになりかねないので注意しましょう。

③ NISA口座では使えない

これが1番大切なデメリットです。

NISA口座の損失は損益通算できません。

損出しもできませんし、繰越控除も使うことができません。

特定口座などで利益が出ていても、NISA損切りで税金は還付されないことを覚えておきましょう。

じんまい
じんまい

そもそも、NISAを損切りする状況なんてないので気にする必要はないかも…?

④ 節税が目的化すると本末転倒

「税金を減らすために損を出す」

これが目的になってしまうと危険です。

そもそも、投資で大切なのは利益を出すことです。

含み損を抱えてしまったから損出しをするのであって、損出しがあるから雑に取引していいことにはなりません。

じんまい
じんまい

赤字のワンルーム投資のように、節税が目的になってはいけませんよ!

FIREを目指す人はどう考えるべきか?

結論から言うと、

損出しは「使えたら使う」くらいがちょうどいい

です。

特定口座も触っていて、利益が出ている年にチラッと思い出せれば十分です。

投資理由が崩れて損切りしなくてはいけない。そんな銘柄を売却する後押し程度の考えです。

間違っても

  • 特定口座で利益が出たからNISA損切り
  • 特定口座で損失が出たからNISA利確

なんてことをしないよう注意しましょう。

じんまい
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NISAは関係ありません!

積極的に活用していきたい場面は、

特定口座の資産をNISA口座に移していきたい時です。

税の先送りであるはずの『損出し』ですが、NISAで再投資すれば利益が出ても税金はかかりません。

数年度にわたって特定口座を整理していくのであれば、損出しを活用して節税していきたいものです。

未来人参
未来人参

単年で損失を出してしまったら繰越控除すればいいんだけど、確定申告が必要だからめんどくさいぞ!

じんまい
じんまい

利確を先に進めた結果、含み損の銘柄ばかりになってしまうと税金還付もできないので注意が必要です。

FIREは長期戦。

節税テクニックよりも、再現性のある投資行動の方が重要です。

まとめ

損出しについてでした。

特定口座の資産をNISA口座に移したい時には、考慮しておきたい制度でした。

ただし損出しは「得をする行為」ではなく「損して税金調整」 することです。

無理なくできる場面で自然とやる分にはプラスですが、狙ってまでやる必要はありません。

必要な年に、必要な分だけ使えるようにしておくのがベストです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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