こんにちは。じんまいです。
私の勤めている企業、業種は万年人手不足。人材の確保に頭を悩ませています。
今年から、65歳まで雇用を確保することが会社の義務になり、私の会社でも65歳まで正社員として働けるようになりました。

FIREを目指す人には関係ないな!
周りを見てみると、体感ではありますが7割方延長して働いている印象です。
個人的には、
信じられん…
という感想です。
なぜ定年を延長してまで働くのか。
実際に周りに聞いた話を元に、理由を考察していこうと思います。
- 65歳定年制の概要
- 定年延長を選ぶ理由
- 今後の世の中がどうなるか

お金がありそうな人も延長してるんだよな…
65歳定年制の概要
65歳が定年になる!と騒がれていましたが、正式には高齢者雇用安定法で、65歳までの雇用確保が2025年の4月から義務付けられました。
人手不足&高齢化社会の日本では、元気な高齢者が労働に参加することで、人材不足を解消し、高齢者の経済的安定も図ることができるため一石二鳥の制度になっています。

最近の60代は若々しくて元気だもんな!ぱっと見、還暦かどうか分からないぜ!
あくまでも、定年を65歳に引き上げることが義務化されているわけではありません。
例えば、嘱託や契約社員などで65歳まで再雇用する制度を整えれば60歳定年制を継続することができます。
また、定年を60歳のままで、希望に応じて65歳まで延長することができる勤務延長制度もあります。
会社によって導入されている制度が違いますし、雇用形態によって処遇も変わってきますので、人事担当者などに詳しく聞いて判断しましょう。

どうせ働くなら、就労条件が大きく変わらない65歳定年か、勤務延長がいいな!

退職金の扱いも会社によって違いますから、必ず会社に確認しましょう!…そもそも定年まで働く気なんてありませんが!!
定年延長を選ぶ理由
定年延長を選び、働き続ける人はどのような理由があるのでしょうか?
「給料は我慢料」
という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
労働はできる限りしたくないもの。と捉えてる人が一定数いるからこそ、こう言った言葉が生まれたのでしょう。
にも関わらず、定年延長してまで長く働く人が多いのは何故でしょうか?
お金を稼ぎたい
私の周りで一番多いのはこのパターンです。

単純に老後資金が足りないんだよ!
という感じで働かなければ生活がままならない人です。
現役時代に資産形成に失敗したことで、否応なしに働かざるを得ない状態です。
私にとってはなんとしてでも避けたい状態です。

貯蓄はあるんだけど、漠然と不安…
年金支給の始まる65歳までの間は少しでも稼ぎたい方もいました。
このパターンでは、働かなくても何とかなるけど漠然と不安だから稼ぐ。といった状況で、お金の知識を持っていて正しいマネープランを立てれれば、働く必要は無し。
個人的には、現役時代に資産形成に成功しているのに消費フェーズに移らないのはちょっと勿体無いなと思います。

不安を感じながらリタイアするより、働いていた方が幸せな人もいると思うので、労働に対する価値観はそれぞれなのかなと思います
家に居場所がない
定年して仕事を辞めても、家に居場所がないから働き続ける。という方もいらっしゃいました。
こればかりはまだ私には分かりません。
ですが、一生懸命勤め上げた後に待っているのが「家に居場所が無い」は悲しいなと思います。
家庭を顧みずに仕事にウェイトを置きすぎると、家族との距離が離れたり、罪悪感や自責の念から家族との壁や居場所がないと感じやすいようです。

私も仕事にのめり込みやすい性格なのでこうなってしまわないよう気をつけて行きたいです。

こうならないための早期リタイア目標とも言えるな!
やることがないから働く
これもなんとも悲しいですが、私もこのままいくと当てはまる可能性があります。
なぜなら、これといって趣味がないからです。
どうせ引退してもやることがないなら、仕事していたら気が紛れるし、お金ももらえるから一石二鳥!と言った感じです。
FIREにも言えることですが、自由な時間を何に使うかが大切です。
自分の時間が増えた分、取り組みたいことや趣味がないと、ただただ時間を浪費してあっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
リタイアする前に、リタイア後の過ごし方を考えておくのが大切です。

長く楽しめる趣味や、生き甲斐を早めに見つけるのは重要だぜ!
仕事にやりがいを感じている
ここからは前向きな意見です。

仕事も嫌いじゃないし、楽しいから続けたい!
FIREを目指している私には思いもつきませんでしたが、こういった理由の方も一定数いました。
楽しく仕事できてお金も貰えるなら、わざわざ退職する理由もないので、定年延長を選ぶのも頷けますね!
社会とのつながりを維持したい

人の役に立ちたい。仲間が欲しい!

仕事を辞めたらボケるのも早いと聞くし、元気なうちは人との触れ合いを大切にしたい
社会との繋がりを維持、組織に属していたい、仲間として認められたい。という人間なら誰しもが持っている欲求です。
誰だって一人ぼっちはいやだし、仲間が欲しいものです。
会社に属するのは分かりやすい解決法の一つです。
同僚という仲間と助け合って、誰かの役に立ち社会に参画する。
こう言ったことから定年延長し、働き続ける選択をした方もいらっしゃいました。

今の所は全く想像できない…
今後どうなっていくのか
今後、日本では高齢化社会が進み、更なる人手不足が発生します。
大量の高齢者を、少ない若者で支える構図も加速しますので、高齢者の社会参加は欠かせない状態になるでしょう。
今では定年を65歳に引き上げるのは義務ではありません。
ですが次第に義務になり、次は70歳までの雇用確保が義務化。その次は70歳定年制になり、働き続けることが当たり前の社会になっていくでしょう。
今現在は、40歳や50歳でFIREすればそうにリタイア扱いですが、将来は60歳でも早期リタイアと呼ばれる時代が来るかもしれません。
そして、定年が上がることで退職金の扱いも変わってくるかもしれません。
例えば今現在は60歳で定年退職すれば満額もらえますが、将来は60歳での退職は自己都合退職扱い。
60歳での引退では退職金がカットされる。
そんな未来もあるかもしれません。

どんな未来になろうとも、会社や国の制度に人生が左右されないようFIREを目指す必要があると思います。

定年後は働きたくない!と思っている人は今からでも準備を始めないと、定年延長の煽りを受けて70歳まで働くことになっちまうかも…
まとめ
定年延長のお話でした。
私はギリギリ20代でまだまだ定年までは遠いです。
だからこそ私の年代の定年は70歳になっていてもおかしく無いです。
今でさえ、お金がないという理由で定年延長をしている人がたくさんいます。
普通に生活していたら60歳で退職するのは難しいことを意味しています。
資産形成をしないと今思ってるよりも働き続けないといけない未来が来るかもしれません。

定年退職すら難しい時代にFIREを目指すなんて、並大抵の努力じゃ足りないことを思い知らされますね…
最後までお読みいただきありがとうございました!
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