リーンFIREのメリット・デメリットを解説。高卒、低収入でも可能?

人生観

こんにちは。リーンFIREを目指していたじんまいです。

FIREのなかでも難易度が比較的低く、低年収でも挑戦しやすいのがリーンFIREです。

リーンFIREは出費を最適化し、必要生活費を減らすことで必要資産額を減らして生活費<資産収入の状態になることです。

節約は欠かせませんし使えるお金も少ないですが、お金に縛られることなく自由な人生を謳歌することができます。

この記事を読むと

  • メリット、デメリット
  • リーンFIREが向いてる人、向いていない人

が分かります。

メリット

一番のメリットは用意する資産額が少なくて済む。ということです。

仕事で大きな成功を収めたり、多額の相続を受けたり、事業を成功させたりと特別なことをする必要がありません。

たとえ低年収であったとしても、必要な生活コストを下げることで達成できる可能性があり、夢物語ではなく再現性があります。

必要生活費が多ければ多いほど、必要資産額も増大します。

利回り4%の資産に投資をしたとして、月1万円、年12万円を得るには、300万円程度の資産が必要です。

ということは、月に20万円生活費が必要なのであれば6000万円も必要になってしまいます。

じんまい
じんまい

6000万なんて生きているうちに貯まるのか…?

リーンFIREは

スピードを上げる(お金を稼ぐ)ことでゴールを目指す

ゴールをこちらに近づける

イメージです。他のFIREと違い、ハードルを下げていきます。

2つ目のメリットはリーンFIREを目指す過程で、支出の最適化や節約による生活能力の向上、「足るを知る」考え方が身につき人間として成長できることです。

ライフステージの変化で志半ばでFIREを諦めざるを得ない状況になったとしてもそれまでの経験が資産になります。

節約する上で身についた家計管理の仕方や自炊、お得な制度の活用など、目に見えない資産が積み重なっていることでお金に困らない人生を送れる可能性が高まります。

もちろん、そこまでに貯めた資産も無駄になりません。500万を投資に回していて年4%の利益が出たとします。約20万円です。税金が引かれても手取りで約16万円残ります。

月額1万3千円くらいだから水道光熱費くらいは払えてしまいますね。

じんまい
じんまい

水道光熱費FIREってことじゃん!

デメリット

支出の最適化が前提のプランのため、節約・倹約生活が続きます。

経済的自立を達成したといっても、それは切り詰めた生活の上に成り立っており、あくまでも最低限どの生活しか送れません。

自由な時間を得ることは可能ですが、お金の自由、という面では弱いのです。

そのため、ライフステージの変化、経済環境の変化に弱いです。

たとえば、リーンFIREは基本的に独身での倹約な暮らしを前提に目指す方が多いと思いますが、

  • 思いがけない出会いがあった
  • お金のかかる趣味に目覚めた
  • ペットが飼いたくなった
  • 引っ越しがしたい

など、ライフステージや人生観(プラン)の変化だってありえます。こういった時に自由に使えるお金が少ないため、窮屈に感じることがあります。

資産額が少ないため、緊急時に弱いのも見逃せません。事故や病気、両親の介護など、自身でコントロールできない出来事が起こった時です。

最低限の生活費だけでは足りなくなるため元本の取り崩しが発生します。

資産額に余裕がない場合は最低生活費を賄うための元本を毀損してしまい、労働への復帰する必要があるかもしれません。

その場合はFIRE期間が空白のブランク期間と捉えられ、FIRE前より条件の悪い仕事になる可能性があります。

じんまい
じんまい

万が一を考えて、スキルや実績はあったほうがいいかもな…

リーンFIREが向いている人

節約・倹約、資産形成がゲーム感覚で楽しめる人は生き方自体がリーンFIREに向いており、時間さえあれば苦痛を感じずにFIREをいずれ達成できます。

低収入で資産形成するためには欠かせない生活スタイルです。

リーンFIREでは余暇を埋めるためにお金を使うことはできません。物欲が少ない人やお金のかからない趣味がある人にピッタリです。

FIRE後は自由な時間がたくさんあります。仕事をしていた時間がまるまる自分の時間になります。

具体的にはランニングや筋トレ、映画や読書、ゲームなどサブスクリプションで楽しめる趣味や、イラストや芸術などの創作活動、家庭菜園などの生産性のある趣味が適しています。

また、ミニマリスト気質の方も有効です。何かを買う際、熟考するので出費が少なくなりますし、欲しいものではなく必要なものを買うスタイルのため、手持ちの荷物も少ないです。

そのため、収納グッズを買う必要もなければ、大きな部屋も必要ありません。結果として家選びの選択肢が増えますので、家計のなかでも大きな出費である家賃をコントロールしやすくなります。

家賃が高いと敷金礼金も比例して上がりますので、想像以上の削減になります。

リーンFIREが向いていない人

節約や倹約が苦痛に感じる人にとってはリーンFIREは選択肢になりえません。

FIRE後も節約生活が続きます。それに苦痛を感じてしまうのであれば、本当の意味で自由ではありません。

経済的自立は得られているかもしれませんが、心地よい生活を送れないのであればFIREの価値が半減してしまいます。

また、お金のかかる趣味を持っている人も難しいでしょう。せっかく打ち込める趣味があるにも関わらず、お金の面で制限を受けてしまいます。

こういった方はリーンFIREを目指すのではなく、バリスタFIREやサイドFIRE、コーストFIREがおススメです。

資産収入を作り、その分働く時間を減らすことでFIREと金銭的に自由な生活のいいとこ取りができます。

結論

リーンFIREに向いている人・向いていない人、いかがでしたでしょうか。

向いていた方は少ない資産額でFIREを目指せるチャンスです。もし、向いていなかったとしても資産形成初期での節約は大切です。

まずはリーンFIREを目指しながら、自身の生活スタイルがリーンFIREに向いていないと分かれば、目標を他FIREにしていくことがおススメです。

じんまい
じんまい

私もリーンFIREを目指していました。節約や節制も対して苦ではなくお金のかかる趣味もなかったのでバッチリだったけど…

結婚適齢期になり自身の生活スタイルを貫くのも難しく、将来の出費を考えるとリーンFIREは向かない状況になってきています。

ライフステージ、人生観(プラン)の変化ですね。

そのため、バリスタFIREに方向転換してFIREを目指しています。リーンで身についた生活スタイルや家計管理も家事能力も無駄にはなっていません。不安定な現代を生きるために役立っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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