こんにちは。じんまいです。
2/27にセブン&アイ・ホールディングスの株価が一時10%を超える大暴落をみせました。
そんなセブン&アイ・ホールディングスですが、私も300株ほど保有していました。
一時期は10万近くの含み益がありましたが、立派にマイテンしてしまい、そのまま損切りに踏み切りました。

スケベ心でトレードするといつもこうだよ…とほほ
今回は暴落&損切りした理由を解説していきます。
なぜ暴落したか
7&iHDでは、経営者による買収であるMBO(マネジメントバイアウト)という手法で株式の非上場化を目指していました。
カナダのコンビニ事業を手がける会社である、アリマンタシォン・クシュタールからの買収を避けるためでした。
このMBOに対する期待が株価に上乗せされており、昨年の11月ごろから株価が大きく上昇したのです。
MBOが発表される前日である、昨年の11月12日までは下限2100円から上限2300円付近のレンジ相場でした。
MBO発表後、一時2700円を超えるタイミングもあったものの、計画が頓挫したと同時に2100円付近まで戻ってきてしまいました。
見事にレンジ相場の下限まで落ちてきたわけです。期待が株価に反映されていた分が剥離した形で暴落が起きました。
では、何故MBOが頓挫したのかというと、出資予定だった企業からの出資が得られないことが判明したのです。
MBOの買収費用については金融機関など、様々な企業に出資を依頼し、総額で8〜9兆円の調達を目指していました。
この企業の中にはコンビニ大手であるファミリーマートを手掛ける伊藤忠商事や、タイでセブンイレブンを経営する財閥が含まれていました。
この2社がMBO出資への参加を見送ると正式に発表したことで断念せざるを得ない状況になったのです。

投資する価値なしって判断だから7&iにとっては痛手だね…
筆者が手放した理由
7&iHDの株を保有していた理由であるMBO構想が崩れたからです。
9兆円規模の買収になるのであれば、まだ上昇余地はあると踏み、ポジションを取りました。
クシュタールの買収提案は7兆円規模で1株あたり約2700円と言われていました。
であれば、MBOの9兆円規模であれば3000円はゆうに超えてくるだろうと考えたわけです。
ですが、MBOは失敗に終わりましたのでこの前提は崩れてしまいましたので3000円オーバーの上昇は見込めなくなりました。

クシュタールの買収提案はどうなったんだ?
クシュタールはまだまだ買収意欲があり、1株2700円までなら上がる芽があるようにも思えます。
当時の買収提案を確認すると、1株約18ドルでの提案で、当時の為替レート150円付近で1株2700円ほどという話でした。
今現在も同水準の為替レートです。
問題ないように見えますが、トランプ大統領は今の状況を円安と捉えていますから、何かしらの方法で是正していく可能性もあります。
1ドル130円まで円高に触れた場合、1株2340円くらいの額になってしまうので、リスクの割に旨みがありません。
というのも、この買収の実行においても懸念点があると考えています。
それはアメリカの反トラスト法(独占禁止法)に抵触するのではないかということです。
アメリカのコンビニ店舗数では1位がセブンイレブン。2位がクシュタールなのです。
クシュタールは反トラスト法の具体的な対応策を発表しておらず、個人的にはこの買収も頓挫するのではないか?とリスクを感じています。
7&iHDの5月株主総会まで大きな動きはないとも考えており、個人的な事情ですが投資比率を下げたいこともあるため売却に踏み切りました。
また、私はセブンイレブンの惣菜が大好きで応援したい気持ちもありました。
ですが、底上げ弁当や社長の発言など素直に応援できなくなってきていたので丁度良かったというのもあります。

カップデリや牛ホルモンが大好きです。

魚系の惣菜作ってるSTIフードにも投資してるぜ!
結果
10%超の下落ということもあり自立反発を期待して即損切りはせず様子見。
3/3に社長交代のニュースが流れたためこれ以上の材料は無いと判断し、3/4に損切りを実行しました。

本来であれば9時に値動きを見ながら売りを出すつもりでしたが、突如仕事の対応が入ってしまい、相場を見れたのが10時過ぎ…
売ると決めたなら成行で注文しておくべきでした。売ると決めていた以上、その場で成り売りしましたが予想以上に損失が拡大してしまいました。

上司の尻拭いだったのに最悪すぎる…

ま、まあ!含み損が消えてスッキリしたからいいじゃないか!
まとめ
今回は、私自身の保有銘柄についてでした。
このようなトレードをたまにしてしまうのですが、大抵上手くいっていません。
ハッキリ言って、素人の私にはデイトレもスイングトレードも才能ないです。
やはり、資産形成はインデックスや優良銘柄を長く持つことが1番の近道だと感じました。
趣味としてトレードをするのか、資産形成に徹するのか、いつも揺れ動いています。
今回の失敗を糧に、改めて考えて行きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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