こんにちは。残業マシーンのじんまいです。
今回は残業単価を効率よく上げる方法を考えていこうと思います。
せっかく残業するなら時給が高い方がいいですよね!FIREを目指してガッツリ残業していくなら尚更です。
月給制だとよく分からないよね
この記事を読むと
- 残業単価の決まり方
- 残業単価の上げ方
が分かります。
残業と副業、どちらで稼ぐか迷っている方はこちら↓
残業代の決まり方
1時間あたり賃金額×時間外・休日・夜間労働時間×割増賃金率
残業代は↑の計算式で決まります。
残業単価を上げるためには、1時間あたり賃金額を上げる必要があります。
1時間あたりの賃金を算出するための計算は
基礎賃金額÷月の所定労働時間
です。所定労働時間は企業や働き方によって違いますが、完全週休2日制で年間休日104日の場合は172時間程度になります。
就業規則に書かれていることもあるので確認してみてください。
書かれていなければ、
年間出勤日数×所定労働時間(8)÷12
で算出できますよ
基礎賃金額は月の所定内賃金から以下の額を引いた額になります。
- 家族手当
- 通勤手当
- 別居手当
- 子女養育手当
- 住宅手当
- 臨時に支払われた賃金
- 1ヶ月を超える期間ごとに払われる賃金
所定内賃金とは?
所定労働時間内の労働に対して支払われる給与です。基本給に役職手当や資格手当等の各種手当を加えたものです。
時間外・夜間などの割増賃金や賞与は含まれません。
イメージとしては、毎月変動せずに固定で貰える部分です。
毎月安定してもらえる基礎の部分ってことね!
給与規則の中に、給与の体系という欄があったら確認してみてください
所定内給与、基準内給与とかなっているところだな!
UPを狙える手当
残業単価を上げるためには、1時間あたりの給与である、基礎賃金をあげることが大切だとわかりました。
ではどうやって基礎賃金を上げていくかを考えていきましょう。
基礎賃金に参入できるものとして代表的なのは
- 役職手当
- 資格手当
- 特殊勤務手当
あたりでしょうか。
どれも難しそうだな…
やり方さえ間違えなければそうでもないよ!
特殊勤務手当について
まずは、特殊勤務手当についてです。公務員は給与法で、民間は会社ごとに支給基準が定められています。
公務員だと、身体的・精神的に危険であったり負担の大きい業務に就いた際に支給されます。具体的には以下のようなものがあります(一部紹介)
・高所作業
・爆発物取扱作業
・放射線取扱作業
・死刑執行手当
・夜間看護手当 など
民間でも同様に身体的・精神的な負担の大きい業務で支給されることが多いです。
危険手当のような側面を持っているんだね!
業務内容は配属次第ですから自身でコントロールできないことが大多数です。
手当の着く部署への配属希望をするくらいしか打つ手はなく、狙って上げるのは難しいでしょう。
もし狙うのであれば、配属希望をしながらその部署で必要な資格やスキルを自主的に取得してアピールする必要があるでしょう。
資格手当・役職手当について
前述の通り、特殊勤務手当は狙って上げるのが難しいものでした。
そのため、資格手当と役職手当で基礎賃金UPを狙うのが現実的です。
特にオススメは資格手当です。
こちらも就業規則で規定されていると思いますので、対象資格と資格手当の支給条件を確認して取得を目指しましょう。
会社によっては取得支援があったりしますので最大限活用していきましょう。受験費用を負担してくれたり、書籍代を出してくれるところもあるようです。
資格を取れれば、手当が出るだけでなくスキルも身につきます。人的資本の向上にも一役買ってくれますよ。
資格なんて意味あるの?という方はこちらもお読みください!
また、取得が推奨されているということは、社内で一定の価値が認められているということです。昇進にも良い効果が現れ、一石三鳥です。
そして、抵抗のない方は昇進も狙っていきましょう。資格をとることで業務の幅も広がりますし、評価も上がっています。
周りからもヤル気のある人材と認識されていますから、余程のことがなければ昇進試験にも挑戦させてくれるはずです。
昇進試験に挑戦する段階まできていれば、査定もいい状態でしょう。
定期昇給にもいい影響が出てきます。基本給が上がりますから、さらに残業単価も上昇するわけです。
昇進できなくてもジワジワ効果が出るのがいいですね!
昇進させたい!と上司に思わせた時点で自然と査定も上がっていくしな!
上司、先輩から好かれるための社会人の基礎はこちらが参考になります↓
割増賃金率について
基礎賃金をあげて残業単価を増やす方法をご紹介しました。これ以外にも、意識すると残業代を増やすことができる部分があります。
この部分です。
1時間あたり賃金額×時間外・休日・夜間労働時間×割増賃金率
残業をした状況で割増率に違いがあります。
割増率は
- 時間外
- 夜間
- 休日
の3種類があり、それぞれの割増率は以下の通りです。
時間外(60時間以下の部分) | 25% |
時間外(60時間以上の部分) | +25% |
休日労働(法定休日) | 35% |
夜間労働(22時〜翌5時) | 25% |
時間外については、月間60時間を超えた部分は追加で割増賃金を払う必要があり、
なんと合計で1.5倍になります。
時間外60時間越
休日(法定休日)に勤務した時間については休日割増の扱いになるため、時間外60時間には含めないので注意が必要です。
公休の場合は時間外の扱いになるため60時間に含めることができます。
まとめ
残業単価を上げる方法、いかがでしたでしょうか。
基礎賃金と割増率を理解して、効率的にお金を稼ぎましょう。
コントロールできる部分は少ないですが
- 資格手当を狙う
- 昇進を狙う
- 査定UPで基本給UPを狙う
の3段階がおすすめです。
地味な道筋ですが急がば回れという言葉もあります。毎日積み重ねていけば、気づいた時には大きな効果が実感できるはずです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント